1960年代 フランス アーティスト(歌手一覧)
1960年代 フレンチポップ、シャンソンなど
(page 7/19)7ページ目(英語 7th page)フランス語 7ème page
(関連記事)
「フランスアーティスト歌手 一覧 フレンチポップ シャンソン 年代順」(https://aycique.com/france-artists-singers/)
1960年代 フランス アーティスト
Françoise Hardy “Comment te dire adieu” | Archive INA

60年代のフランスといえば思い出す名曲「さよならを教えて」。
レトロ感もかわいくて素敵ですね。

パヤパヤのバックの演奏や編曲もついでに録音エンジニアリングもたまらないし。
なかなかこれを超える曲にはめぐり会えないんだよね空。
1960年代 フランス 歌手(一覧リスト)
1960年代(1960s/AtoZ)
Les années 1960
- アダモ Adamo
- アクセル・バウアー Axel Bauer
- バーバラ Barbara
- クリストフ Christophe
- クロード・チアリ Claude Ciari
- クロード・フランソワ Claude François
- クロード・ヌガロ Claude Nougaro
- ディック・リバーズ Dick Rivers
- エディ・ミッチェル Eddy Mitchell
- エリック・チャーデン Éric Charden
- フランス・ギャル France Gall
- フランソワーズ・アルディ Françoise Hardy
- ジョルジュ・ムスタキ Georges Moustaki
- ジョルジェッテ・ルメール Georgette Lemaire
- ジャック・デュトロン Jacques Dutronc
- ジェーン・バーキン Jane Birkin
- ジャンピエール・フェルランド Jean-Pierre Ferland
- ジョー・ダッサン Joe Dassin
- ジョニー・アリディ Johnny Hallyday
- ジュリアン・クレール Julien Clerc
- サーフ(The Surfs) Les Surfs
- マリー・ラフォレ Marie Laforêt
- ミシェル・ベルジェ Michel Berger
- ミッシェル・デルペッシュ Michel Delpech
- ミシェル・フーガン Michel Fugain
- ミッシェル・ポルナレフ Michel Polnareff
- ミシェル・トール Michèle Torr
- マイク・ブラント Mike Brant
- ナナ・ムスクーリ Nana Mouskouri
- ナネット・ワークマン Nanette Workman
- ニコル・クロワジーユ Nicole Croisille
- ニノ・フェレール Nino Ferrer
- ピエール・バルー Pierre Barouh
- ラファエル Raphaël
- ロベール・シャルルボワ Robert Charlebois
- セルジュ・ゲンスブール Serge Gainsbourg
- セルジュ・ラマ Serge Lama
- セルジュ・レジアニ Serge Reggiani
- シーラ Sheila
- シルヴィ・ヴァルタン Sylvie Vartan
60年代 イエイエ(yé-yé)フレンチポップス
1964 France Gall – Laisse tomber les filles

フレンチポップの永遠のアイコン!

フランスギャルさんの素晴らしさは私みたいな者がどんな感想を言おうが陳腐な気が。
もうなんだかフランスにフランスギャルさんがいたことは奇跡のようにも思います。合掌。
Salut les copains
『Salut les copains』 ぷち特集コーナー
『Salut les copains』 1962年から2006年に発行された有名なフランスの音楽バラエティ雑誌。サリュ・レ・コパン(Salut les copains)の意味は「やあ仲間たち」)。1994年1月号より雑誌名は『Salut!』に変更。60sフレンチポップやイェイェ(Yé-yé)などフランスのポップミュージックやカルチャーに多大な影響を与えた伝説的マガジン。

(ちなみに、ビートルズなども世界的な人気が出る前に表紙になるなど60年代半ばのスウィンギング・ロンドンもしくはスウィンギン60s(英語 Swinging Sixties)にも影響はあったはず。)
『Salut les copains』アーティスト
(備考)60年代イェイェ(Yé-yé)と『salut les copains』系アーティスト
60年代イェイェ(Yé-yé)を支えた『salut les copains』系のアーティストとひとくちにいっても、実は50年代末から60年代末まで約10年間ほどに年ごとのスターやアイドルが登場したり、音楽ジャンルの流行も変遷がありました。
・初期(50年代末~60年代前半)のロックンロールやリズム&ブルースから。
・中期のガールズ・フレンチポップス。(64年「アイドルを探せ」65年「夢見るシャンソン人形」など。)
・後期のSSW系フレンチポップス(フォーク、ニューミュージック、ロックなど)。(フランソワ・アルディ、ポルナレフなど)
さらに、こうした外国文化の影響をうけつつも、全期間をとおしてヒット曲をうんでいる新感覚(?)シャンソン。(クロクロなど)
そして、のちにギター一世風靡したクロード・チアリさんなどのミュージシャンやジャズ、ラテン、ポピュラーなどさまざまな音楽スタイルをとりいれたサウンド。
などなど。フレンチポップスのアーティストは多士多才。レトロなアートワークやファッションとあわせてフランスのポピュラー音楽の歴史のなかでもひときわ魅力的。
(参考リンク)フランス語版ウィキペディア記事(Yé-yé, From Wikipedia, the free encyclopedia)
salut les copain
Salut les copains (Les années 60)
Salut les copains – Les années 60 (2)

60年代といえばイエイエ(yé-yé)。イエイエといえば日本では朱里エイコさんも歌ってましたがやっぱり『Salut les copains』。同名ラジオ番組からはじまり1962年から2006年に発行された最初の若者向け雑誌。ジョニーアリディやヴァルタンからはじまり、フランソワアルディやフランスギャル、マイウェイの元歌(Comme d’habitude)でおなじみのクロクロ(Cloclo)ことクロード・フランソワさん、日本でもおなじみのクロードチアリさんが在籍したシャンピオンなどなど。当時のアイドルたちが一世風靡。ちなみにアイドルの名が浸透したのは1862年からはじまった『アイドルたち(les idoles)』という舞台から。68年五月革命のころに映画化。
初心者の方にはこうしたコンピCDなど。
amazon.co.jp
ロックな方(とくに永ちゃんファン)にはフランスの矢沢永吉永さんことジョニーアリディの初期から。
50sオールディーズ通の方にはもちろん初期59年から!
(画像はいずれもamazon.co.jp)
その他、
ビートルズ世代や60年代半ばのスウィンギン・ロンドン好きの方にはジェーンバーキンつながりでゲンズブールと女たちあたりから。など
フレンチポップスファンの皆様と同様、語りだしたら止まらない60年代フランス・カルチャーの魅力。
どうぞあなたの好みにあわせてお気に入りのアーティストを再発見してください!
ちなみに、「salut les copains」でamazonを検索すればいろいろなアーティストの作品がみれるので、よかったらチェックしてみてください。
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1964年 クロード・チアリ Claude Ciari - 「夜霧のしのび逢い(La playa)

日本でもおなじみのクロードチアリさんも実はSalut Les Copainの男性アイドルのお一人。きゃーかっこいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
60年代 シャンソン
1965年「ラ・ボエームLa bohème」シャルル・アズナブール
Charles Aznavour – La bohème (Official Lyrics Video)
1964年 帰り来ぬ青春 シャルル・アズナブール
1964 hier encore – charles aznavour

こちらは原曲のリマスター版。この「帰り来ぬ青春」は日本で尾崎紀世彦さんや和田アキ子さんなど数々のアーティストにカバーされました。個人的にはなんといってもザ・ピーナッツの「シャボン玉ホリデー」引退時のカバーなどは見るたびに涙腺が。
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1967年 ジルベール・ベコー「君を迎えに来た」※
1976 Gilbert Bécaud “Je reviens te chercher” 1967 – clip officiel

※邦題「君を迎えに来た」(なお、このあたりの邦題はほぼほぼ「朝倉ノニーさんの歌物語」という素晴らしいシャンソンのブログを参考に学ばせて頂いています。この場をお借りして御礼申し上げます。

2021年のザ・ボイスで優勝した女の子が歌ってたので聞きたくなったんですよね。
🔗2021年のThe VoiceでのAnne Silaさんのカバー歌唱はこちら の記事に掲載。
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.Les Champs-Élysées 1969
Joe Dassin – Les Champs-Elysées (Lyrics Video)

日本ではダニエル・ビダルさんなどのカバーで有名な「オー・シャンゼリゼ( Les Champs Élysées)』は、フランスでは1969年にジョー・ダッサン(Joe Dassin)さんが発表した曲。さらに原曲はイギリスのジェイソンクレスト(Jason Crest)というバンドの『ウォータールー・ロード(Waterloo Road)』という曲だそうです。いずれにせよいつ聴いてもほっとする名曲ですね。
60年代 フレンチシネマ
(参考動画)1968年 / フランシス・レイ / (邦題)「白い恋人たち」
(フランス語)1968 / Francis Lai / 13 jours en France

歌入りバージョンを聴きたい方はこちらの参考動画が素敵です【フランス語】白い恋人たち (13 Jours en France)
1966年 『男と女』Un homme et une femme
クロード・ルルーシュ監督の名作!映画『男と女』予告編
Nicole Croisille et Pierre Barouh “Un homme et une femme” | Archive INA
60年代 フレンチボッサ
『男と女』をとりあげると個人的にかならずピエールバルーのことを思いだします。サラヴァーレーベルやボヘミアン的生活などフランスの芸能界と距離をおかれていたためフランスの音楽業界とは距離もあったそうですが、バルーさんの60年代フレンチボッサから始まるフランス-ブラジルの親密な友情関係は、個人的にフレンチ音楽の魅力をより輝かせる水脈だと思います。

(だってブラジルのトロピカリズモ直前にカエターノがパリに亡命したとか、その頃からブラジル人はパリに憧れが生まれて、90年代にロナウジーニョが海外移籍先にまだ弱小だったPSGを選んだとか、そういうブラジル・パリの蜜月関係のきっかけはピエール・バルーさんだかんね(妄想含む)。あともちろん日本でも高橋幸宏さんが1978年の初ソロアルバムで『サラヴァ!』というタイトルをつけたオマージュとか。しかも日本は80年代の新星堂オーマガトキさんさんのおかげでミニマル・アンビエントなどの音楽通ご存じの重要作1982年『Le Pollen』にもつながるわけで。日本のアンビエントは細野晴臣さんなどがパイオニアですが82年日仏の「出会い」も水脈の水源に近い出来事だったかと。日本人の奥様。そして一説ではフランス本国の音楽業界からはやや疎遠だったともいわれるインディーズのパイオニア「サラヴァレーベル」が日本の音楽ファンには支持されるなどの日仏友好という幸運でピエールバルーさんが2016年12月28日に哀しくもお亡くなりになる2カ月前に来日され「ほぼ日」さんが奇跡のインタビューを記録してくださっているという。まったく何て「時空を超えた」日だ!おっと失礼!書きだしたらとまんなくなっちゃった。とりあえずこれ観て!聞いて!
ピエールバルーのフレンチボッサでは1971年のおいしい水のカバーが有名。
Pierre Barouh – Ce n’est que de l’eau
1971 CA VA.CA VIENT ※2016年コアポート版には1981年シングル(フレンチボッサ「Perdu」)などのボーナストラック入り。
source: amazon.co.jp
SARAVAH 「時空を越えた散歩、または出会い」 ピエール・バルーとブラジル音楽1969~2003~
Source: amazon.co.jp
1997年 Pierre Barouh – Noël

97年の隠れ名盤『ノエル』では盟友フランシスレイさんのアノ曲をXmasバージョンでカバー。(ちなみにこのアルバムにはアルファべの歌なども入ってるのでフランス語初心者の方向け学習用教材としてもオススメです)

少々文章が乱れてる箇所もあるやもしれませんが、たとえフランス音楽シーンから距離をおかれてたとしても個人的に思い入れの深い方。日本とフランスをつないでくださったピエール・バルーさんはかけがえのないフランスのアーティスト。この場をおかりして心よりご冥福をお祈り申し上げます。
60年代 ケルト、ブリトン
1971 Alan Stivell – Renaissance Of The Celtic Harp – Ys

アラン・スティーヴェル(Alan Stivell)さんはフランスのケルトハープ奏者。ケルト音楽やブルトン音楽などを60年代から掘り起こし、現代のケルト音楽復興の礎(いしづえ)を築いたパイオニア。こちらの動画は71年のアルバムですが、60年代の曲を聴いてみたい方は、64年の曲 Abeir Is Me Huagneach などをYouTube等でご視聴ください。初期作品は個人的にとくに好きで癒されます。 。
60年代 ビギン
ビギン
1969 Malavoi – Nou Pe Pa Kimbe

マラヴォワ(Malavoi)はマルチニークの国民的バンド。1969年から活動開始し、80年代のワールドミュージック流行時には日本でも人気に。マラヴォワの音楽スタイルは、ビギンやマズルカというヴァイオリンなどの弦楽器とカリブのリズムを特徴としたマルティニークの伝統音楽ジャンルを土台にうまくポップやダンスなどの要素をブレンドしたカリビアン・フレンチ・ダンスミュージックといった魅力的なサウンド。フレンチカリブのなかでもクラシックやポップス寄りなのでいきなりディープなのはちょっとという方や60年代フレンチポップス的サウンド(ストリングスなど)からフランス語圏カリブ音楽も聴いてみようかという方などにおすすめです。(もちろん上品なサウンドのなかにも極上のソネーロ(意訳ですが多分スペイン語で「味わい」)が。とにかくマラヴォワは素敵なグループです!
60年代 エレクトロ
Cecil Leuter – Pop Electronique N° 2 (Electronic) (1969)

ちょっとマニアックかもしれませんが、最近はフレンチといえばエレクトロの人もおられるでしょうから60年代電子音楽の曲を。1969年フランスとイタリアの電子・実験音楽家のロジャー・ロジャーさんがセシル・ルーターという名で発表した歴史的エレクトロ『Pop Electronique』。(かのクラフトワークのデビュー(1970年)より1年前。ムーグシンセの開発者ボブムーグが初号機を品評会に出した1964年の5年後。)細野晴臣さんやヤン富田さん、90年代モンド系など経由でもご存じかもしれませんが。フランスの電子音楽も歴史は古いようです。
Cecil Leuter – POP ELECTRONIQUE
(Source) amazon.co.jp / Pop Electronique