スペイン語 基本5文型:
- 第1文型 SV
- 第2文型 SVC
- 第3文型 SVO
- 第4文型 SVOO※
- 第5文型 SVOC※
大項目 | 中項目 | no. |
---|---|---|
第1文型 SV | 完全自動詞 | 1 |
間接目的語を伴う自動詞 | 2 | |
叙法補語?を伴う自動詞 | 3 | |
第2文型 SVC | ser + 名詞 | 4 |
ser + 形容詞 | 5 | |
estar + 形容詞 | 6 | |
ser / estar + 形容詞の比較 | 7 | |
ser / estar 以外の不完全自動詞 | 8 | |
第3文型 SVO | 直接目的語が名詞・代名詞の場合 | 9 |
直接目的語が不定詞・節などの場合 | 10 | |
間接目的語の場合 | 11 | |
第4文型 SVOO | 一般的な形 | 12 |
直接目的語が不定詞・節などの場合 | 13 | |
間接目的語と直接目的語が代名詞の場合 | 14 | |
第5文型 SVOC | 目的格補語が名詞の場合 | 15 |
目的格補語が形容詞の場合 | 16 | |
使役・放任の動詞 | 17 | |
知覚の動詞 | 18 |
スペイン語文型の特徴
スペイン語の基本文型は英語と同じ5文型。
ただ、以下のようなスペイン語文型の特徴がある。
・語順の入れ替えがよくある。
・主語の省略がよくある。
※文型の呼称や分類は諸説あり。
ここでは一般的な英語の5文型、および、西川 喬著『わかるスペイン語文法』 2010.10.1を参考に上記の表にまとめた。
他方、同じ神戸外国語大学のNHKラジオ講座の福嶌教隆先生はこれに動詞(V)のみの0文型を加え、また、第4文型をSVOC第5文型をSVOOとご説明されていた(スペイン語中級編もっとニッポン白川郷 7)。
このように若干解釈の違いはある。スペイン語の文型については初学者が気になるポイントにも関わらず専門大学ホームページなどでは参考情報が見あたらないため、両先生のご意見とも大変ありがたい。
蛇足。このスペイン語文型の個人的な意見は以下のとおり。
1)日本の研究者の方の意見はそれぞれ一理あり参考になる。
2)ただ初学者への説明としては高大接続の観点から英語5文型の一般的な並び順(第4文型SVOC第5文型SVOO)のほうが比較的理解しやすいのではないかと思う。
3)第4か第5かという分類は日本のスペイン語文法の解釈。できればスペイン教育科学省やCEFRの標準例を知りたい。(ここは自分でも調べたが情報が得られていないので今後の検討事項としたい。)