フランスの古着とフレンチシック

パリ アンティーク 看板フランス
フランス

フランスの古着についてパリジェンヌの友人から聞いた話を元に、リアルな?フランス・ファッション事情の一例をご紹介。(注:リアル?といっても基本90年代頃の筆者の体験談です。プチレトロといった方がよいかもですね。💦)


スポンサーリンク

フレンチシックとは?

古着(fripes)とかけてフレンチシックと解く、その心は?
なんて、落語のなぞかけみたいですが。

おそらく、フレンチシックに興味のある皆さんは既にお気づきかもしれませんが、古着やアンティーク、そしてレトロといったモードとフレンチシックは深い関りがあるようです。

フレンチシックとアンティーク

StillWorksImagery / Pixabay

フランス人の話を聞くと、古着やアンティークとフレンチシックは相当深い関りがあるように思います。

「フレンチシックと称されるように、フランス女性のファッションは、無造作なのになぜか素敵。肩の力が抜けているのにどこまでもエレガント。」
(参考)巻末

たとえば、よくこんな風に雑誌で紹介されますね。私も同感です。個人的には、彼女たちフランス女性は、流行にも敏感だけど、本質を見る、というセンスに長けているのではと思います。

ですが、「フレンチシック」って具体的にどんなものでしょう。

実は、個人的には、あまりフランス人からはフレンチシックという言葉は聞いたことがありません。すくなくとも私が昔つきあっていたパリ女子からは、たぶん一度も聞いたことありませんでした。

(ちなみに、誤解なきように書いておきますが、フレンチシックという表現は筆者の限られた経験では聞く機会がすくなかったにしろ、そう表現するのがぴったりというある種のドレスコードのようなものはあるそうです。たしかよく聞いたのはBasicと、要は英語の使い回しでしたが。ここではそれが具体的にどんなものだったかをご紹介させて頂きます。)

いずれにせよ、女性には関心のありそうなこの話題。筆者が昔つきあったパリジェンヌから聞いた話を素に、私の体験談をご紹介させて頂きます。

パリジェンヌから聞いたフレンチシックのポイント

1.基本、無地。

これはいわば、前提というか、ベースというか、とにかく、服の柄は「基本、無地」と言っていました。

もちろん、ツイードやスウェード地など、素材自体はやはりひと工夫しているものが多いのですが、いわゆる「柄」ものはワードローブに1割未満でした。

(逆に残りの1割というかほとんど1点モノの柄物、例えば花柄などは、とことんキッシュな物でしたが、祭り用だといっていました。)


ちなみに、不思議に思ったのが、ボーダー柄。

よく日本人がイメージするボーダー柄にベレーなど。

実際、ほとんど見かけませんでした。

(私がパリに始めて行ったのは卒業旅行の90年代。もちろん当時の私もそこまでステレオタイプでないにしろ少しはそういう恰好の人もいるだろうと想像しましたが、実際、ほぼ皆無に近いほど見かけませんでした。)

※ただ、誤解なきよう書いておきますが、フレンチシック、いいと思います。

たとえ、フレンチシックが和製としても、フランスのジャポニスム(フランス語Japonisme)と同じように、文化交流の良い例だと思います。

 ちなみに、ボーダーもベレーも、私は好きです。(なにせアメリカ女優さんですがジーンセバーグと聞くだけで思考が中断するくらいのヲタ…おっといかん。)多分マルセイユあたりでは見たかもしれない…スイマセン記憶が曖昧。日本では昔「濱トラ」なんて言葉も昔はありましたが、一応横浜出身の私にとっては元町や逗子、葉山のイメージ。でもこの投稿はパリの話題で、話ややこしくなるので南仏やコートダジュールの話はまた別に。

2.柄より生地

上でも触れましたが、彼女たちパリジェンヌが服を選ぶときに気にするのは、柄より生地だそうです。

一緒にパリの蚤の市や古着屋などにも連れていかれましたが、似たような服で、何をそんなに真剣にあれこれ引っ張ったり触ったりしてるかと聞くと、生地が違う、とのこと。とくに古着だと年代とかいろいろあーだこーだ云ってました。(詳しくは忘れましたが笑)

3.ワンポイント・紫系

よくワンポイントでアクセントといいますが、その際によく選ぶのが紫系だそう。彼女は生粋のパリジェンヌだったので、地方では違うかもしれませんが、これも実は隠れポイントだそうです。

(例えになるか分かりませんが、その昔アツアツだった頃に彼女から贈られたネクタイは光沢系の無地の紫でした。私は当時からじじむさく茶系ばかりだったので、「こういうの着けないとダメ」と叱られました。苦笑。)

4.古着・アンティーク

お洒落な人のワードローブの中は? カミーユ・ロウ流フレンチカジュアル。| Inside The Wardrobe | VOGUE JAPAN

そうそう。これもポイントだと聞かされましたが、とにかく古着やアンティークを愛着しているそうです。

服があたらしいものでも、アクセサリーはアンティークにするとか。ジーンズにシャツでもビンテージ・パンプスとか。なにかしら組み合わせているらしい。

ただ、ビンテージと書きましたが、ポイントは値段ではないそう。安かろうが高価なものだろうが、その時の装いにあわせて、ちょっとしたウィットを効かせる。

どんなものを選ぶか、やはりそのへんはセンスだそうですが、とにかくアンティークや民藝の類は目がないそうです。

(おまけ)パリジェンヌは関西人?

小ネタですが、そういえば、そのパリジェンヌの女の子(当時)が「安くて良いものを見つけた時が一番うれしい!」とよく言ってたのを思い出しました。

どっか関西方面でよく聞いたような話しだな、と思いながら聴いてました。(さすがにヒョウ柄はきてませんでしたが。笑)

そういや「お好み焼きむっちゃうまい」と言ってたなあ(遠い目)

まとめ

以上とりあえず記憶を辿って、思いついたままに書いてみました。

90年代当時のパリでは、フレンチシックという言葉は聞きませんでしたが、同じようにシンプルでプレーンなもの、いわゆるベーシックを好むのはパリジェンヌの基本。その分、例えば服の生地素材などにはご熱心な様子だったこと。

また、古着やアンティークは値段を問わず好物。

さらにいえば、ワンポイントのアクセントは紫系など。

(フランスの色使いは、服に限らず、本の装丁、webサイトにしろ、紫や赤紫、中間色などが多いですよね。)

その辺が、いわゆる「フレンチシック」にまつわる90年代当時パリでの筆者の体験談でした。

もしなにかご参考になれば幸いです。


追記

ちなみにこれは20年前頃のフレンチシックが当たり前だったパリでのおはなし。最近の若いフランスの子らはすぐ日本のハラジュクを真似して…といってました(笑)

でも、高円寺界隈にはフレンチ系の古着屋さんも最近ちらほらふえていて、そこのセレクトみてると、うんうんこんな感じだった、という店も多かったですね。逆に、日本の若い方たちの方が、古き良きフレンチシックを受け継いでるのかもしれませんね。

(こう書くと一般化するなとおこられそうですが。まあ、雑談ということで。)

また、機会があれば(昔詳しかった古着ネタなども)ご紹介させていただきます。


参考:courrier.jp
『フランス人のファッションから学ぶ「服を何着持つか」より大切なこと』

フランス人のファッションから学ぶ「服を何着持つか」より大切なこと
フレンチシックと称されるように、フランス女性のファッションは、無造作なのになぜか素敵。肩の力が抜けているのにどこまでもエレガント。ベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』の著者ならずとも憧れるわけだが、彼女たちの着こなしは何が違うのか?フランスの女性誌「マダム・フィガロ」が自国フランスと米国のセレブの装いを…

※内容は異なるかもしれませんが、きっかけとしてこちらの記事に共感し、恥ずかしながら個人的な体験談を書かせて頂きました。

モデルさんの着こなしも紹介されていました。未読の方にはおすすめの記事です。

シャルロット・ゲンズブール

イネス・ド・ラ・フレサンジュ

エイメリン・バラデ

レティシア・カスタ

メラニー・ロラン

など



(編集後記)

個人的にはソフィ・マルソー特集とかカトリーヌドヌープとかフレンチ女優さん、特集もやってみたい…世代がばれるけど(笑)

そして、今年亡くなられたフランス・ギャルさんなど。フレンチポップス歌手の方のことも書いてみたいですね。この場をお借りしてご冥福をお祈り申し上げます。

タイトルとURLをコピーしました