ブラジルのサンバ曲プレイリスト(ややマンゲイラ 寄り笑)

ブラジル
ブラジル

サンバとはわかりやすくいえばブラジルのリズム歌謡。

ブラジルのサンバといえばカルナバルのお祭りサンバのイメージもありますがそれは一面的なもの。ブラジルのサンバには街角や庭先で老人が弾き語りするような落ち着いた曲もあります。

2022年は2年ぶりにリオのカーニバルが開催。そちらも大変盛り上がりましたね。各トップチームのテーマ曲であるサンバ・エンヘード(ポルトガル語 Samba Enredo)の曲についてはこちらの記事をご参照ください。(参考リンク)

リオのカーニバルの曲(2022 Enredo )サンバ・エンヘード
祝2022年リオのカーニバル2年ぶり開催!2022年4月20日(水) – 2022年4月30日(土)いよいよ今年はカルナバルが開催されまし...

ここでは、そんなカルナヴァルに参加しているサンバスクールのエスコーラ・ヂ・サンバ(ポルトガル語 Escola de samba)にゆかりのあるサンバ歌手などのプレイリストを作ってみました。

「サンバの曲ってリオのカーニバル以外にどんなのがあるの?」
ブラジルのサンバという音楽に興味をもった方に聞いていただければ幸いです。

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サンバのプレイリスト

apple music プレイリストはこちら

プレイリスト名 『brasil samba mangueira+』

曲名 / アーティスト / アルバム / 時間

1 Manha de Carnaval – Euridice (remastered)/ Luiz Bonfa & Antonio Carlos Jobim *筆者注歌 エリゼッチ・カルドーゾ(song by Elizeth Cardoso) / Orfeu Negro (Original Sound Track) / 3:00
2 愛するマンゲイラ(Verde Que Tequero Rosa) / カルトーラCartola) / Verde Que Te Quero Rosa / 3:08
3 Minha Festa / ネルソン・カヴァキーニョNelson Cavaquinho) / Nelson Cavaquinho / 2:23
4 Exaltação à mangueira / ジャメラォンJamelão) / Enciclopédia Musical Brasileira / 3:09
5 Mangueira Chegou / ヴェーリャ・グァルダ・ダ・マンゲイラVelha Guarda Da Mangueira) / Velha Guarda da Mangueira e Convidados / 3:24
6 Sei Lá Mangueira / エリゼッチ・カルドーゾ / A Bossa Eterna De Elizeth E Cyro (Vol. 2) / 4:30
7 Exaltação À Mangueira / ベッチ・カルヴァーリョBeth Carvalho) / Pérolas / 3:27
8 Seleção De Sambas Da Mangueira (Medley) / エリゼッチ・カルドーゾ / Todo Tempo Que Eu Viver / 7:00
9 Nasceste de uma Semente – Semente do Samba / クレメンティーナ・ヂ・ジーザス(ヘスス)Clementina de Jesus) / No Tom da Mangueira / 4:22
10 Os Cinco Bailes da História do Rio / イヴォン・ララDona Yvone Lara *Dona Ivone Lara) / Escolas de Samba – Enredos – Império Serrano / 3:13
11 Sei Lá Mangueira / オス・オリジナイス・ド・サンバOs Originais Do Samba) / Os Originais Do Samba / 4:02
12 Salve A Mangueira (A Mangueira Não Pode Parar) / Beth Carvalho / Na Fonte / 2:04
13 Mangueira No Carnaval de Veneza (2010)/ ソシオス・ダ・マングエイラSócios da Mangueira) / Sambas da Década / 4:31
14 A Mangueira Não Morreu – Fala Mangueira – Salve a Mangueira – Despedida de Mangueira / Velha Guarda Da Mangueira / Velha Guarda da Mangueira e Convidados / 3:18
15 Se Você Quiser / Beth Carvalho / Mundo Melhor / 2:53
16 Na Hora Da Sede / クレメンティーナ・ヂ・ジーザス / Sol de Verão 2021 / 2:50
17 Barracão (Ao Vivo Em Tokio / 1977)/ エリゼッチ・カルドーゾ / Live In Japan (Ao Vivo Em Tokio / 1977) / 4:12
18 Vou Festejar / Beth Carvalho / Firme E Forte No Pagode / 3:09
19 Pedro Pedreiro / クアルテート・エン・シーQuarteto em Cy) / Chico Em Cy / 2:40
20 Boa Noite / Jamelão / Cada Vez Melhor / 4:40
21 ピアノ・ナ・マンゲイラPiano na Mangueira)/ クアルテート・エン・シー & MPB4 / Bate Boca – As Músicas De Tom Jobim & Chico Buarque / 2:23
22 Palavrinhas Mágicas / アンジェリカAngélica) / Angélica / 3:39
23 Noite Dos Mascarados (Live 1975) / シコ・ブアルキ & マリア・ベターニアChico Buarque & Maria Bethania) / Chico Buarque & Maria Bethania / 2:11
24 A Flor e o Espinho (Citação: Sombras da Água) / マリア・ベターニアMaria Bethania) / Mangueira – a Menina Dos Meus Olhos / 3:31
25 Bem-Vindo Ao Parque de Diversões Dos Sócios da Mangueira (2016) / Sócios da Mangueira & Xandinho/ Sambas da Década / 6:37
26 Por Tudo o Que É Mais Sagrado (2019) / Sócios da Mangueira & Xandinho / Sambas da Década / 5:26
27 Love Squall (Po do amor)feat. ソニア・ローザSonia Rosa) / 大野雄二(Ohno Yuji)/ THE BEST COMPILATION of LUPIN THE THIRD 「DIVA FROM LUPIN THE THIRD」 / 4:06
28 ELIS / 渡辺貞夫Watanabe Sadao) / ELIS (2017 Remaster) / 7:05
29 マンゲイラ・メドレー:マンゲイラ / エリス・レジーナElis Regina)/ Dois Na Bossa No.3 / 4:54
30 É Corpo, É Alma, É Religião (Ao Vivo Na Lapa) / マリア・ヒタMaria Rita) / O Samba Em Mim (Ao Vivo Na Lapa) / 3:46
31 Verde e Rosa (Ao Vivo) / アルシオーネAlcione) / Duas Faces Na Mangueira (Ao Vivo) / 4:42
32 Angenor, José & Laurindo / レキーニョLequinho)/ Angenor, José & Laurindo / 6:20
33 Tudo o Que Vês É Luz (2015) / Sócios da Mangueira / Sambas da Década / 5:12
34 Chega de Demanda (A Mangueira é Rainha) / Velha Guarda Da Mangueira / Velha Guarda da Mangueira e Convidados / 4:13
35 Angenor, José & Laurindo / Marquinho Art’Samba / Rio Carnaval 2022 / 5:43
36 Samba, Festa de um Povo (Ao Vivo)/ Mangueira / Festival de Samba – Sambas Enredo das Escolas de Samba (Ao Vivo) / 6:03
(+) 37 Chega de Saudade / エリゼッチ・カルドーゾ / A Divina Elizeth / 3:30 …

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このプレイリストではマンゲイラ(Mangueira)というリオで有名なエスコーラにゆかりのあるサンバ歌手の方々から選曲してみました。
(+)管理人が好きなサンバ系アーティストなどもおまけで載せています。

なお、できればリオの他のエスコーラ(ポルテーラ(Portela)やサルゲイラ(Salgueira)など他のリオのカーニバルのトップチームなど)。そして、リオ以外の地方のサンバ(とくに有名どころでバイーアのカルナバルで盛り上げるブロコ・アフロやアシェ Axé)など。
「ブラジルのサンバの曲ってどんな感じ?」という素朴なギモンにできるだけ応じられるよう、サンバの巨匠はもちろん、レトロなサンバ名盤から、若い世代ねこねこ気アーティストまで、幅広くご紹介….とは思っているのですが。曲数などの都合でどうしようか思案中です。(なにしろ気を抜いてあれこれ追加してるととすぐ500曲超草。現時点ではとりあえず編集作業用に置いてます。曲順の整理は連休中などにぼちぼち…汗)

ひまわりサン母
ひまわりサン母

スキマ時間とかに寝転んでスマホでポチポチしてるとつい後からいろいろ思い出して面倒だから同じプレイリストに入れちゃうんですよね💦。(アシェ Axéとか外国系サンバ(ドイツ系のサンバジャネイロとか)はプレイリストのどこか下のほうにあるらしい。



(ちなみに、冒頭で「サンバはわかりやすくいえばリズム歌謡」なんて変な造語で申し上げましたが、サンバと歌謡曲の音楽性の違いは別として、イメージとしては日本の歌謡曲にも民謡や演歌などの昭和歌謡からシティポップやJPOP系、ダンス系からフォーク調まで多彩ですし。民謡だけでものどかな長唄などから盆踊りなどの祭りの温度まで。さらに近年YOSAKOIソーラン祭りや桐生八木節まつりなどリオのカーニバルやクラブ系のトランスにも負けない(?)激しい音頭までバリエーションがある、という感じでしょうか。)

いずれにせよサウダージとよばれる郷愁感や味わいをもつブラジルの国民的歌謡。プレイリストには今年のカルナバルのテーマ曲以外もいれてみたのでよかったらチェックしてみてください。

ayCique 支配人
ayCique 支配人

(曲順などは思いつきで変わってしまうかもしれませんが悪しからず(;^_^A

プレイリストあとがき(思いつき+更新履歴)
※本来はプレイリスト収録アーティストのご紹介をすべきかとは思うのですが、収拾がつかなくなってしまったので別記事などでぼちぼちご紹介していければと存じます。乱筆乱文ですいません💦

おまけ

サンバのリズム
いろいろありますが、パーカッション系だとバトゥカーダ(batucada)などが有名なサンバのリズムのひとつ。youtubeでいろいろな動画があると思いますがこちらの動画もわかりやすいと思います。参考までにのせておきます。obrigado!

サンバアンサンブルの内訳Samba Ensemble Breakdown

「このビデオでは、サンババトゥカーダの基本的な要素を示して説明しています。 アンサンブルの各部分がどのように連携して基本的なサンバグルーブを作成するかを理解するのに役立ちます。楽しんで!」(動画より筆者仮訳)

Caixa Mangueira – Batucada

ayCique 支配人
ayCique 支配人

(なんでかというとタタクタタク叩く…と口でリズムをいってくれているから。自分も昔は口で覚えてました笑)

Os Originais Do Samba (1969-1975のアルバム)追加

オス・オリジナイス・ド・サンバ(Os Originais Do Samba)
1969年から1975年までのアルバム
(1969年1stから1975年9thまで)少なくともは必聴
サンバファンはもちろん。
ブラジル音楽ファン(ボッサとかブラジリアンジャズとか中心の方々)
のみならず
全ポピュラー音楽ファン必聴!

人間の肉声(男性ボーカル)とリズムの世界の至宝

昔からのサンバファン諸兄淑女には、サンバといえばオス・オリジナイス・ド・サンバ(Os Originais Do Samba)という方もおられるでしょう。

オス・オリジナイス・ド・サンバ(Os Originais Do Samba)といえば、サンバコーラス男性ボーカル系のサンバコーラスグループのブラジルの至宝(つまり世界最高の男性サンバーグループ)。

個人的に愛してるクアルテート・エン・シー(Quarteto em Cy)がブラジルの女性コーラス代表格。あえてわかりやすさのために無意味な比較をしてしまうと、エンシーがサンバだけでなくMPBやジャズの作品も多いのに比べ、オリジナイスのほうはほぼサンバ寄り+MPB少々という感じかと。ただ、両グループともサンバ愛や造詣の深さは日本人ファンの自分にはとうてい掘っても掘り切れない深さ。よって無意味ではあるのですが、まあわかりやすく比較すればそんな感じです。

やっぱOs Originais Do Sambaの60s70sなどは最高!

もちろん全アルバム必聴といいたいところですが。

1975年以前は必聴。

サウンドに変化の現れる1976年。そちらも最近のネタとしては面白いわけですが。枚数も多いので、これから聞いてみるよという方にまずおすすめさせていただくのが;1969年1stアルバムから
1975年9thアルバム。
この作品群はサンバのみならずレアグルーブ系でもキラートラックの宝庫。

もしかしたら、最近のレビューだけみていると本来レアグルーブ界隈などで最良とされてきた75年以前の作品に触れる機会も相対的に減っているかもしれません。

60年代からは筆者の個人的な感想でいえば、「永遠に聞いていたいサンバとレコードの蜜月期」。この時代はサウンド(ミキシングなどの録音スタジオ技術やODEONなどのメーカーのジャケアーとも含めたいい意味でのレコード産業)が素敵にかみ合っていた時代。

もちろんブラジルでも日本と同様にサウンドは時代とともに変化。

(50年代の歴史的作品も推したいところではありますが。おそらくDJ的にはつなぎがむずかしいはず。個人的にもその辺だとクラシック系や30s40sスウィングジャズなどとくに吹奏楽サウンドの曲と並べて聞くほうが自然かなと。)

また、最近は日本でも80s90sY2Kなど、昔はレコファンに苦手と思われてきた打ち込み系サウンドの再評価もありますよね。(その文脈でいえば、個人的にも、昔は評価がイマイチだった80s90s00s作品を今どきブラジル音楽シーン(アシェ Axéやエレクトロなど)が人気のブラジル若者向けwに外人目線でフィードバックするのがマイブームだったのではじめはそちらを試みたのですが…。)

ayCique 支配人
ayCique 支配人

※プレイリストは編集中なので曲順ばらばら💦。おいおい整理して泣く泣く削ったりするかもしれませんが。OODSの1969年1stから1975年9thまでの必聴アルバムは必ず残しておきます。

そして、ブラジルなら私はやっぱりボッサとかのほうが…。なんておしとやかにカフェでお茶している淑女のみなさま。ブラジルのサンバ音楽ではお祭りサンバは氷山の1角。サンバにもボサノバのようなしっとりした曲もあります。というよりむしろそちらのほうが多いくらい。

かつてボサノバの最初の曲(「想いあふれて(シェガ・ヂ・サウダージ)Chega de saudade」(※」や「カーニバルの朝(Manha de Carnaval)」を歌ったエリゼッチ・カルドーゾ(Elizeth Cardoso)さん※。ジョアンジルベルトさんがボサノバ歌手の第一号として有名でしたが実際はエリゼッチ・カルドーゾさんが始め。(もちろん作曲はアントニオカルロスジョビンさんなのでミュージシャンとしてはジョビンさんが第一号。)そして黒いオルフェのサントラではクレジットがなかったあのハミングのマニャ・デ・カルナヴァルもエリゼッチ・カルドーゾさん。この辺は竹村 淳さんの『ラテン音楽パラダイス』に詳しいですが、なんと当時はブラジルでサントラが発売されず1977年の来日時にご本人がはじめてレコード録音を聞いたそう(涙)。

エリゼッチ・カルドーゾさんは日本でいえば美空ひばりさんのような国民的歌手。ただ、昔のブラジル関係本でも歌謡サンバ(サンバ・カンシォン)の女王と紹介されていて、じつはボサノバも、のりのよいサンバも、ジャズも(タンバトリオのようなエレピ伴奏曲もほぼパイオニアだし)など、歌謡サンバだけの女王ではなく、ブラジルの歌そのものの女王ということはあまり触れられていません。(これは昔のレコード入手の困難さを思えばしかたがなかった話。ただ2012年のラティーナ創刊60周年記念号の名盤選でエリゼッチさんの名が1つもなかったのは哀しくなりましたが。)。ひばりさんがそうだったように演歌だけの人ではない。この辺はやっと配信でエリゼッチ・カルドーゾさんの全アルバムが聞けるようになった今だからこそいろいろな発見があろうかと思います。(というわけでプレイリストには全アルバム収録しましたが5苦笑。00曲になったのでいずれ機会があれば別のプレイリストなどに分けたいと思います汗)。

それから、プレイリストにはいれてませんが、ボサノバで有名な女性歌手もサンバのレパートリーもあります。『美しきボサノバのミューズ』などで有名なナラレオンさんがボサノバのアイドルからのちにサンバにスタイルを変えたことなどはボッサファンには有名な話でもありますよね。クアルテート・エン・シー(Quarteto em Cy)しかり。ジョイスさんしかり。ガル・コスタさんしかり。ソニアローザさんしかり。60年代後半のボサノヴァ流行の頃にデビューした女性アーティストもみなさんサンバの曲もあります。(ちなみにエリス・レジーナさんだけはボサノバ流行時に私は私といって(もちろんいい意味で)はじめはサンパウロで嫌われてたそうですが笑。その後はサンパウロのファンにも認められ、以後のご活躍はMPBファンご存じのとおり。)

というわかで、ボサノヴァだけでなくぜひサンバも聞いてみてください(そ、それだけいいたっかたのに長い…笑)

毎日聞ける歌謡曲サンバ、渋いルーツ系サンバなどなど、日本の歌謡曲やJPOPがダンス系から泣き歌までいろいろあるように、サンバにもいろいろありますよ、ということをリオのカーニバルという世界最大のお祭りをきっかけに楽しんでいただけたらと思います。

ayCique 支配人
ayCique 支配人

余談ですがそもそもラテン音楽も永ちゃんにはまってた中高生の頃は敵視していた(オイオイ)…なんて話はラテン音楽のところでまたおいおい(けっきょくダジャレ落ちかい汗)


配信をきっかけにぜひディスクユニオン新宿ラテン・ブラジル館ライスレコード(オフィス・サンビーニャ)レコードショップ芽瑠璃堂(めるりどう)さんなど昔からブラジルの良質なサンバ作品をご紹介くださってるレコード屋さんものぞいてみてくださいネ!

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