祝2022年リオのカーニバル2年ぶり開催!
2022年4月20日(水) – 2022年4月30日(土)
いよいよ今年はカルナバルが開催されましたね。
2022年の各チームテーマ曲(サンバ・エンヘード Samba Enredo)やサンバのプレイリストを上げておきます。
(2022年4月27日更新)
リオのカーニバル2022優勝エスコーラ・ジ・サンバ㊗
グランデ・リオ (Acadêmicos Do Grande Rio)
グランデリオは1988年結成の比較的新しいエスコーラ(といっても33年ですが笑)
1992年の初優勝以来、今年2022年の優勝で2回目の優勝。ちょうど30年ぶりの優勝ということでエスコーラのみなさんも感涙のご様子。おめでとうございます!
こちらの動画はポルトガル語の歌詞つき。私もリオのカーニバルをみてまた昔ちょっとかじったポルトガル語を復習したくなっちゃいました。
2022リオのカーニバルトップチームのエンヘードは以下の公式アルバムをご覧ください。
リオのカーニバル 2022 テーマ曲(Rio Carnaval 2022 Enredo)
Rio Carnaval 2022
Various Artists
12曲 • 1時間10分 • NOV 07 2021
1
Não Há Tristeza Que Possa Suportar Tanta Alegria
Zé Paulo Sierra & Viradouro
6:14
2
Fala, Majeté! Sete Chaves De Exu
Evandro Malandro & Acadêmicos Do Grande Rio
5:18
3
Batuque Ao Caçador
Wander Pires & Mocidade Independente de Padre Miguel
5:10
4
Empretecer O Pensamento É Ouvir A Voz Da Beija-Flor
Neguinho Da Beija-Flor & Beija Flor de Nilópolis
5:37
5
Resistência
Quinho do Salgueiro, Emerson Dias & Acadêmicos do Salgueiro
5:57
6
Angenor, José & Laurindo
Marquinho Art’Samba & Mangueira
5:43
7
IGI OSÈ BAOBÁ
Gilsinho & Portela
5:46
8
Canta, Canta, Minha Gente! A Vila É De Martinho
Tinga & Unidos de Vila Isabel
5:58
9
Waranã – A Reexistência Vermelha
Wantuir, Unidos Da Tijuca & Wictoria Tavares
6:12
10
Minha Vida É Uma Peça
Leozinho Nunes, Maninho & São Clemente
6:24
11
KA RÍBA TÍ YE – Que Nossos Caminhos Se Abram. O Tuiuti Canta Histórias De Luta, Sabedoria E Resistência Negra
Celsinho Mody, Paraíso do Tuiutí, Carlos Júnior & Grazzi Brasil
5:57
Meninos, Eu Vivi… Onde Canta O Sabiá, Onde Cantam Dalva E Lamartine
Arthur Franco, Bruno Ribas & Imperatriz Leopoldinense
6:16
℗© 2021 Editora Musical Escola De Samba / Universal Music Ltda
サンバエンヘード(Samba Enredo)とよばれるカルナヴァルのテーマ曲。トップチームについては毎年公式CDなどが前年のだいたい11月頃に発表されます。ちなみにここではアマゾンミュージックの配信をお借りしましたがapple musicなど他の音楽配信サブスクでも聞けると思うのでチェックしてみてくださいね。
(参考リンク)
・apple music – Rio Carnaval 2022
エスコーラ・ヂ・サンバ(1部のみ)
ちなみに、カーニバルの出場チームはたくあんありますがここでは有名なエスコーラと個人的に気になるエスコーラの動画を3つだけ載せておきます。
マンゲイラ(Mangueira)
ポルテーラ(Portela)
サルゲイロ
・
(あとがき)
いや~それにしても今年も大接戦の熱い戦いでしたね。まさにカーニバルのチャンピオンズリーグ。私がひいきのマンゲイラ(Mangueira)は残念でしたが厳正な審査の結果なので文句のつけようもありません。ほんとうにトップチームはどこが優勝してもおかしくない超絶レベルの競技でした。みなさんおつかれさま!
どのエスコーラも素敵でした…あ、ちなみに私の名前は「ひまわりサンバ」です(/ω\)
おっとてっきりフランス語担当のひまわりさん母かと思いきや昔はけっこうギャルだったんですね
(いらん情報ばっかり…だれがうちのサイト内キャラの登場人物設定に関心があるのか…)
ともあれ、リオのカーニバルにもいろいろな楽しみ方がありますよね。
(今はこんなに盛り上がってる自分も実は正直いうと昔は超苦手でした汗(オイ)。おまけプレイリストにぶっこんだように私が好きなサンバはルーツ系や普段の日常生活で楽しむようなサンバ。つまりわかりやすくいえばブラジル版の歌謡曲。(およめサンバぐらいだったらふだん聞いてもいいけどマ〇〇〇サンバを毎日聞く気にはなれん。だってあれは新宿コマ劇場みたいなショーのステージのような非日常でこそ映える曲だし。・・・とあくまで自分の印象ですがそんなイメージでした。)
さらに、日本とは季節も真逆の南半球ブラジル。こっちがそろそろ雪解けとかコタツどうしようかとかいってる時期に、誰が真夏のねぶた祭りや伊勢崎八木節祭りよろしくハイテンションで盛りあがれるねん!…と正直半分冷めてました(苦笑)。
こんな具合に昔の自分には、お祭りサンバだけのイメージ、北半球と南半球の季節のギャップ、派手すぎる衣装など、2,3の意識的な「壁」がありました。
ですが!
ある時から自分はカーニバルはサッカーだと思ったのです。そう、球技と曲技と技の種類は違えど、ブラジルの人たちの熱狂ぶりをみているとまさにフッチボル。
毎年のコンテストでトップチームが争う様はまさにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAと酷似。
それらの壁を乗り越えたところで、やっと私もリオのカーニバルにはまりました。
そうなると(そう思い込むと)、あの正直(あんなにお肌を露出しちゃってまあ…なんて)苦手だった踊り子さんたちの衣装がカルナヴァルの魂のユニフォームに見えてくるではありませんか!(細かいところのデザインとかもよく見ると…とかその辺はきっとFIFA KITマニアにしかわからない世界かもしれませんが苦笑)。
というわけで、リオのカーニバルにもいろいろな楽しみ方もあろうかと思います。とくにカルナヴァル≒サッカー連想なんて単なるコジツケ発想だと思っておられた男子諸兄。あのカズダンスがどこから来たのか?というJリーグファンの基礎知識を思い出してください(笑)いかがでしょう。少し来年のリオのカーニバルのトップチームの争いが気になってきませんか?(^_^)
まとめ
コロナ禍で2年ぶりの開催となった2022年のリオのカーニバル。表現ぶりはお国柄などが違えど、やはりどの国でもお祭りに込める思いや情熱は熱いものがありますね。
リオのカーニバルでサンバにちょっと興味がわいた人には、ぜひカルナヴァルというお祭りサンバとは違う、長年日常生活のなかでブラジルの人たちに愛されてきた普段着のサンバも聞いていただくきっかけになればと思います。
配信をきっかけにぜひディスクユニオン新宿ラテン・ブラジル館やライスレコード(オフィス・サンビーニャ)、レコードショップ芽瑠璃堂(めるりどう)さんなど昔からブラジルの良質なサンバ作品をご紹介くださってるレコード屋さんものぞいてみてくださいネ!
(関連記事)サンバのプレイリスト
ブラジルのサンバといえばカルナバルの激しい音楽というイメージが強いかもしれませんがそれはあくまで一面的なもの。ブラジルのサンバには街角や庭先で老人が弾き語りするような落ち着いた曲もあります。
(サンバと民謡の音楽性の違いは別として、イメージとしては日本の歌謡曲にもダンス系からフォーク調まで多彩ですし、民謡などにもYOSAKOIソーラン祭りや桐生八木節まつりなどのトランスにも負けない(?)激しい音頭からのどかな長唄までバリエーションがある、という感じでしょうか。)
いずれにせよサウダージとよばれる郷愁感や味わいをもつブラジルの国民的歌謡。プレイリストには今年のカルナバルのテーマ曲以外もいれてみたのでよかったらチェックしてみてください。
なお、こちらのプレイリストは管理人が好きなマンゲイラ(Mangueira)などにゆかりのサンバ歌手などを中心におまけで載せているものです。(曲順などは思いつきで変わってしまうかもしれませんが悪しからず(;^_^A